お茶の値段(価格)について |

お茶の値段(価格)はどうやって決まるの?
一般的に、お茶の摘み取る時期、原料・製茶後の茶葉の品質によっての味の差から値段(価格)が決まります。高級茶は、お茶が最も美味しい一番茶(4月末〜5月上旬)の時期に良質の新芽を摘み取ったもので、お茶の旨味成分が多く含まれています。また製茶された茶葉は、濃緑色で艶があります。一方、値段が下がるにつれて摘む時期も二番茶や三番茶となり、原料の葉も硬くなります。またお茶の味は、苦渋味も多くなり、茶葉は荒く、色沢も浅くなります。
また、需要と供給のバランスも価格に影響します。豊作・不作に仕入れ価格が左右されますので、同じ小売り価格のお茶でも昨年のものと品質レベルが変化する場合があります。したがって、同じ1,000円のお茶なのに、年ごとに味が違ったりするのです。
銘柄が同じなのに値段も味も違うのはなぜ?
お茶は工業製品ではなく農産物です。小売店ごとに扱っているお茶の産地も収穫した時期もブレンドの仕方もまちまちです。商品名もお店が自由に付けているケースがほとんどですので、たとえ名前(銘柄)が同じだとしても味や品質が同じだとは限りません。ですから銘柄が同じでも値段(価格)が違うことがあるのです。
(※スーパー等で販売されている大手メーカーのものは除きます)
1,000円のお茶が800円になるわけ
お茶の値段(価格)は商品名と同じく販売者が自由に決める事ができます。極端な話し、原価100円のお茶を1,000円で売っても何の問題もないのです。よく『通常価格1,000円のところ特別価格800円』という売り方をしているお店があります。しかし考えてみてください。お茶の値段設定は販売者が勝手に決めているのです。
通常いつも売っている価格が1,000円で、タイムセール価格が800円というのなら理解できますが、そうでないのなら最初から800円で売りたいのものを800円で売っているにすぎません。
安いお茶と高いお茶の違いとは
高級茶は香り、甘味、コク(旨味)があり後味が良く、茶葉は細くよれつやがあり、濃緑色です。それに対して下級茶は、苦味が強く、水色も赤みや黒みがかっています。見た目は大きく扁平、不揃いで、高級茶と比べると白み、赤み、黒みがあります。
お茶の種類別価格帯
お茶の種類によって値段の下限、上限(価格帯)が違って来ます。以下はおおよその目安です。希少価値のあるもの(珍しい品種や手摘み茶など)は含まれません。
| お茶の種類 | (下級茶) ← 100gあたりの値段(価格) → (上級茶) |
|---|---|
| 煎茶 | 300円〜3,000円 |
| 深蒸し茶 | 300円〜3000円 |
| 玉露 | 1000円〜3,000円 |
| 玄米茶 | 200円〜600円 |
| ほうじ茶 | 300円〜1,500円 |
| 粉茶 | 150円〜400円 |
| 茎茶 | 300円〜600円 |
| 抹茶 | 1,500円〜10,000円 |
| 粉末緑茶 | 500円〜1,000円 |
| 有機栽培茶 | 800円〜3,000円 |
おいしいお茶とは |
人によってお茶の好みは違います。いわゆる下級茶のような渋めのお茶が好きな人もいれば、味や香りではなくお茶の見た目や水色(すいしょく)が気になる人もいます。値段のわりにはおいしいと感じるもの、まずいと感じるもの、お茶は奥が深い飲み物です。結局、お茶の善し悪しは、同じ値段のものを飲み比べてみてどちらが良いか個人個人が判断するしかありません。(もちろん市販されているほとんどのお茶は科学的審査、官能審査等により、客観的なランク付けがされ、それがある程度値段に反映されています)
自分にとっておいしいお茶とはなんなのか、あちこち探してみるのも楽しいかもしれません。品種、産地、摘み取った時期、ブレンドの仕方等によって、お茶の味は無限なのです。


















