カテキンについて
日本茶の健康イメージを支える主役、それが「カテキン」です。お茶の「渋み」や「苦み」の正体ですが、実は単一の成分ではなく、個性豊かな4つの成分が合わさってできています。それぞれの特徴を知ることで、お茶の楽しみ方はもっと広がります。
お茶に含まれる主要な4つのカテキン
緑茶カテキンの約半分を占めるエース。強い渋みのもとですが、ハツラツとした毎日を力強くバックアップする「守る力」が最も強い成分です。
穏やかな苦みが特徴。熱湯よりも「水出し」などの低温で溶け出しやすく、心身のすっきりとした心地よさを優しくサポートしてくれます。
キリッとした苦みを持つ成分。他のカテキンと調和することで、日本茶特有の複雑で奥行きのある味わいを作り出しています。
渋みが少なく、後味にほのかな甘みを感じさせるのが特徴。ホッと一息つきたいリラックスタイムに活躍する成分です。
カテキンをまるごと楽しめる「深蒸し茶」
カテキンを効率よく取り入れたい方に、みのり園が自信を持っておすすめするのが「掛川産の深蒸し茶」です。
通常の煎茶よりも長く蒸し上げることで、茶葉の組織が非常に細かくなっています。そのため、通常の茶葉ではお湯に溶け出しにくいカテキンなどの有効成分が、抽出時にたっぷりと含まれます。濃厚で深い緑色の一滴一滴には、自然の恵みがギュッと凝縮されているのです。
温度で変わる「カテキンの種類」と「味わい」
カテキンは、淹れる温度によって溶け出す種類が変化します。その日の気分や目的に合わせて、温度を使い分けてみませんか?
| 淹れ方の温度 | 溶け出すカテキンの特徴 | 店主おすすめのシーン |
|---|---|---|
| 熱湯(80℃以上) | 渋みの主役「EGCg」がしっかり溶け出します。 | 脂っこい食事の後、シャキッと気分転換したい時に。 |
| 水出し・氷出し | 苦みを抑え、穏やかな「EGC」が中心に。 | お休み前や、優しく水分補給したい時に。 |
太陽の光を浴びるほど、力強くなるカテキン
お茶の樹は、強い紫外線から自分を酸化から守るためにカテキンを作り出します。そのため、春の「一番茶(新茶)」に比べて、夏の強い日差しをたっぷり浴びて育つ「二番茶」や「秋冬番茶」の方が、カテキン含有量が多くなる傾向にあります。
毎日の健やかさを維持するためにカテキンを積極的に摂りたい方は、力強い味わいの番茶を熱湯でさっと淹れて、日常的に召し上がるのも専門店の知恵の一つです。
茶殻も宝物。カテキンを100%活かすプロの知恵
実はお茶を淹れた後の「茶殻」には、まだ多くのカテキンが残っています。カテキンの中には水に溶けにくい性質のものもあるからです。
【知恵その1】茶殻を「食べる」
柔らかい深蒸し茶の茶殻は、そのままポン酢をかけたり、お浸しにするだけで絶品のおつまみになります。繊維質も一緒に摂れて一石二鳥です。
【知恵その2】「粉末茶」を活用する
茶葉を丸ごと粉末にしたお茶なら、お湯に溶けない成分もすべて身体に取り込めます。忙しい朝やオフィスでの健康習慣に最適です。
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