お茶の値段(価格)について

湯呑と急須と小判

お茶を購入する際、「なぜこんなに値段が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
同じ煎茶でも100gで500円のものから3,000円を超えるものまで、価格帯は様々です。このページでは、お茶の値段を決める要素と、安いお茶と高いお茶の品質の違いについて、静岡茶専門店みのり園がわかりやすく解説します。

お茶の値段(価格)を決める3つの要素

お茶の値段は一般的に、以下の3つの要素によって決まります。これらが組み合わさることで、その年の価格が形成されます。

📅 1. 摘み取る時期

4月末~5月上旬の「一番茶(新茶)」が最も美味しく高値になります。時期が遅くなるほど安価になります。

🌿 2. 茶葉の品質

葉が濃緑色で柔らかく艶があるものが高級です。硬く艶のないものは安くなり、苦渋味が多くなります。

3. 需給バランス

その年の豊作・不作により仕入れ価格が変動します。同じ値段の商品でも年によって味が変わるのはこのためです。

お茶の種類別価格帯一覧

お茶の種類によって値段の下限、上限(価格帯)が違います。以下は一般に市販されている商品のおおよその目安です。
💡 一杯あたりの価格で比較すると、本当のコストパフォーマンスが見えてきます。

煎茶 一杯 9円~90円 (100g 300円~3,000円)

最も一般的で親しまれている日本茶。価格幅が広く、日常使いから贈答用まで様々。

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深蒸し茶 一杯 9円~90円 (100g 300円~3,000円)

長く蒸すことで渋みが抑えられ、まろやかで濃厚な味わい。当店一番人気。

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玉露 一杯 30円~90円 (100g 1,000円~3,000円)

日光を遮って育てた高級茶。特有の甘みと旨味があり、おもてなしに最適。

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茎茶(かりがね) 一杯 9円~18円 (100g 300円~600円)

爽やかな香りと独特の甘みが特徴。高級茶の茎を集めたものは大変美味。

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玄米茶 一杯 6円~18円 (100g 200円~600円)

炒った玄米の香ばしさと、さっぱりした味わい。カフェイン少なめで飲みやすい。

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ほうじ茶 一杯 9円~45円 (100g 300円~1,500円)

強火で焙煎した香ばしいお茶。食事中や寝る前にもおすすめ。

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粉茶 一杯 4.5円~18円 (100g 150円~600円)

お寿司屋さんあがりでおなじみ。濃い味と鮮やかな色が特徴。

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粉末茶 一杯 5円~10円 (100g 500円~1,000円)

茶葉をそのまま微粉末にしたもの。茶殻が出ず、栄養をまるごと摂取できる。

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抹茶 一杯 30円~200円 (100g 1,500円~10,000円)

茶道に使われる高級品から、お菓子用まで様々。

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安いお茶と高いお茶、茶葉の品質の違いは?

価格差の背景には、明確な品質の違いがあります。その主な違いを詳しく見てみましょう。

1. 茶葉の原料と産地
高いお茶:品質が高く希少な茶葉や、ブランド産地の茶葉を使用。特定の気候や土壌条件で育った独自の風味があります。
安いお茶:一般的に大量生産され、低価格の茶葉や、複数産地のブレンドが多く使用されます。
2. 収穫と加工方法
高いお茶:熟練の手による「手摘み」が多く、葉を傷つけずに丁寧に加工されます。手間暇がかかっています。
安いお茶:大型機械での収穫が一般的。効率重視で生産されます。
3. 茶葉の形状
高いお茶:針のように細く撚れており、形やサイズが均一で美しいのが特徴です。
安いお茶:形が不揃いだったり、葉が開いていたりすることがあります。
4. 香りと味わい
高いお茶:「覆い香」などの独特な風味や、豊かな旨味、甘みが長く続きます。雑味がありません。
安いお茶:香りが弱かったり、渋みや苦味が強く出やすい傾向があります。
5. 包装と保存
高いお茶:品質劣化を防ぐため、真空パックや窒素充填など、コストをかけた包装がなされます。
安いお茶:簡易的な包装であることが多く、早めに飲み切る必要があります。

高いお茶は贅沢な風味を楽しめますが、安いお茶が悪いわけではありません。「普段の食事にはさっぱりした安いお茶」「お客様用には高いお茶」など、用途に合わせて選ぶのが賢いお茶の楽しみ方です。

同じ銘柄なのに店によって値段や味が違う理由

「八女茶」や「宇治茶」など、同じ銘柄のお茶でも店によって価格が大きく異なることがあります。これには明確な理由があります。

🍵 お茶の銘柄は「産地名」

「静岡茶」「掛川茶」といった銘柄は、基本的にその地域で生産されたお茶の総称です。同じ静岡県内でも、標高、日照時間、土壌の質によって茶葉の品質は大きく変わります。さらに、同じ畑でも収穫時期(一番茶、二番茶、三番茶)によって価値が全く異なります。

🍵 ブレンド比率の違い

多くのお茶店では、味を安定させるために複数の茶葉をブレンド(合組)します。「静岡煎茶」という同じ商品名でも、A店は高級茶葉80%、B店は高級茶葉30%というように中身が異なるのです。

🍵 商品名は店が自由に決められる

「極上煎茶」「特選煎茶」といったランクを表す言葉には、法的な基準がありません。各店が独自の基準で命名しているため、名前だけで他店の商品と比較することはできません。

結論:銘柄名だけで比較せず、「どの時期の茶葉か」「信頼できる店か」で選ぶことが重要です。

「通常価格1,000円→特別価格800円」のからくり

通販などで見かける「二重価格表示」。お茶の小売価格は販売者が自由に設定できるため、「通常価格」自体が市場価格を反映していない場合もあります。

みのり園の価格設定ポリシー

当店では、過度な割引表示による集客は行っておりません。
茶葉の品質に見合った「適正価格」を最初から設定しています。「通常価格」として表示している価格が、自信を持ってお届けできる実際の販売価格です。価格のトリックではなく、お茶本来の品質で選んでいただきたいと考えています。

おいしいお茶とは

最後に、おいしいお茶の条件をまとめました。これらを満たしているお茶に出会えた時、至福のティータイムが訪れます。

✨ 良質な茶葉

新鮮で、適切に保管された茶葉であること。

✨ 豊かな香り

飲む前からリラックスさせてくれる芳醇な香り。

✨ 繊細な味わい

苦味、渋み、甘みのバランスが調和していること。

✨ 余韻(アフターテイスト)

飲んだ後に口の中に残る心地よい甘みや清涼感。

美味しいお茶を見つけるためには、自分の好みに合った茶葉やブレンドをいろいろと試してみることが大切です。あなたにとっての「最高の一杯」を見つけるお手伝いができれば幸いです。

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