お茶の値段(価格)について

茶葉

お茶の値段(価格)を決める3つの要素

1. お茶を摘み取る時期    2. 茶葉の品質    3. 需要と供給のバランス

お茶の値段は一般的に、お茶を摘み取る時期、原料・製茶後の茶葉の品質、需要と供給のバランスの3つの要素によって決まります。

1. お茶が最も美味しい時期(4月末~5月上旬)に摘み取られた一番茶(新茶)がもっとも高値で販売され、お茶の旨味成分が多く含まれています。

2. 原料の葉が濃緑色で柔らかく艶があるものが値段が高く、硬く艶のないものは安くなります。下級茶の味は、苦渋味が多くなり、茶葉は荒く、色沢も浅くなります。

3. 需要と供給のバランスも価格に影響します。豊作・不作に仕入れ価格が左右されますので、同じ小売り価格のお茶でも昨年のものと品質レベルが変化する場合があります。したがって、同じ1,000円のお茶なのに、年ごとに味が違ったりするのです。

お茶の種類別価格帯

お茶の種類によって値段の下限、上限(価格帯)が違って来ます。以下は一般に市販されている商品のおおよその目安です。希少価値のあるもの(珍しい品種や手摘み茶など)は含まれません。
※は100g当たりの値段です。下に行くほど高くなります。

粉末茶(パウダー茶)一杯あたり(0.3g)1.5円~3円
※500円~1,000円
粉末茶の購入はこちらから
粉茶一杯あたり(3g)4.5円~18円
※150円~600円
粉茶の購入はこちらから
玄米茶一杯あたり(3g)6円~18円
※200円~600円
玄米茶の購入はこちらから
茎茶一杯あたり(3g)9円~18円
※300円~600円
茎茶の購入はこちらから
ほうじ茶一杯あたり(3g)9円~45円
※300円~1,500円
ほうじ茶の購入はこちらから
深蒸し茶一杯あたり(3g)9円~90円
※300円~3,000円
深蒸し茶の購入はこちらから
煎茶一杯あたり(3g)9円~90円
※300円~3,000円
煎茶の購入はこちらから
有機栽培茶一杯あたり(3g)24円~90円 ※800円~3,000円 現在当店では販売しておりません
玉露一杯あたり(3g)30円~90円 ※1,000円~3,000円 玉露の購入はこちらから
抹茶一杯あたり(2g)30円~200円 ※1,500円~10,000円 現在当店では販売しておりません

安いお茶と高いお茶、茶葉の品質の違いは?

安いお茶と高いお茶の茶葉の品質にはいくつかの違いがあります。以下に、それらの主な違いを説明します。

1. 茶葉の原料と産地:
安いお茶は一般的に大量生産され、低価格の茶葉が使用されることがあります。一方、高いお茶は、品質が高く希少な茶葉や特定の産地の茶葉が使用されます。高級な茶葉は、特定の地域の気候や土壌条件によって独自の風味を持つことがあります。

2. 収穫と加工方法:
高いお茶は通常手摘みされ、丁寧に収穫されます。一方、安いお茶は機械収穫されることがよくあります。また、高いお茶は手作業で丁寧に加工されることが多く、品質にこだわります。

3. 茶葉の形状とサイズ:
高いお茶は一般的に茶葉の形状やサイズが整っており、均一な茶葉が使用されます。一方、安いお茶は茶葉の形状やサイズが不均一なことがあります。

4. 香りと味わい:
高いお茶は、茶葉の香りや風味が豊かで繊細な味わいが特徴的です。一方、安いお茶は香りや味わいが薄く、質感が劣ることがあります。

5. 包装と保存:
高いお茶は、品質を保持するために適切な包装や保存方法が用いられることが一般的です。一方、安いお茶は簡素な包装や保存方法が用いられることが多く、品質の劣化が起こる可能性があります。

以上のような要因により、安いお茶と高いお茶の茶葉の品質には差があります。高いお茶は茶葉の質が高く、独特な風味と豊かな香りが楽しめる一方、安いお茶は手軽に入手できるものの品質や味わいが劣ることがあります。価格帯によって異なるため、自分の好みや予算に合わせてお茶を選ぶことが大切です。

銘柄が同じなのに値段も味も違うのはなぜ?

お茶は工業製品ではなく農産物です。小売店ごとに扱っているお茶の産地も収穫した時期もブレンドの仕方もまちまちです。商品名もお店が自由に付けているケースがほとんどですので、たとえ名前(銘柄)が同じだとしても味や品質が同じだとは限りません。ですから銘柄が同じでも値段(価格)が違うことがあるのです。※スーパー等で販売されている大手メーカーのものは除きます。

1,000円のお茶が800円になるわけ

お茶の値段(価格)は商品名と同じく販売者が自由に決める事ができます。極端な話し、原価100円のお茶を1,000円で売っても何の問題もないのです。よく『通常価格1,000円のところ特別価格800円』という売り方をしているお店があります。しかし考えてみてください。お茶の値段設定は販売者が勝手に決めているのです。

通常いつも売っている価格が1,000円で、タイムセール価格が800円というのなら理解できますが、そうでないのなら最初から800円で売りたいのものを800円で売っているにすぎません。

おいしいお茶とは

美味しいお茶の定義は、主観的な要素が強いため、個人によって異なりますが、一般的に美味しいお茶に関する特徴や要素をいくつか挙げることができます。

良質な茶葉

美味しいお茶は、良質な茶葉が使われていることが重要です。新鮮で上質な茶葉は、香りや風味をより豊かに引き出すことができます。

豊かな香り

美味しいお茶は、芳醇で豊かな香りが特徴的です。茶葉から抽出される香りが、飲む前から楽しませてくれるものとされます。

繊細な味わい

美味しいお茶は、口に含んだ際に繊細でバランスの取れた味わいを持っていることが望まれます。苦味や渋み、甘みなどが適切に調和していると評価されます。

良いアフターテイスト

お茶を飲んだ後に残る余韻やアフターテイストが重要です。美味しいお茶は、飲んだ後に心地よい余韻を感じさせて

好みに合った飲み方

美味しいお茶は、自分の好みに合った飲み方で楽しむことができることが重要です。ミルクティーやストレート、温かく飲むかアイスティーにするかなど、個人の好みに合わせて楽しむことができると良いとされます。

以上、これらの要素が組み合わさったお茶が、個人にとって美味しいお茶となります。美味しいお茶を見つけるためには、自分の好みに合った茶葉やブレンドを試してみることが大切です。また、お茶の楽しみ方は人それぞれ異なるため、自分にとっての美味しいお茶を見つける旅は楽しいものです。
ショッピング