お茶の成分・効能・健康効果

茶葉

知っていましたか?緑茶の成分・健康効果

お茶には多くの成分が含まれており、色々な健康効果をもたらします。緑茶の健康効果は、単一の成分によるものだけではなく、相乗的な作用で効能が高められています。

水溶性成分(20~30%)

カテキン類(渋み成分) ●抗酸化作用
●血中コレステロール低下作用
●血圧上昇抑制作用
●血糖上昇抑制作用
●抗菌・殺菌作用
●抗ウイルス作用
●虫歯・口臭予防(脱臭作用)
●発ガン抑制作用
●抗腫瘍作用
●突然変異抑制作用
含有率:10~18%
カフェイン(苦味成分) ●覚醒作用
●強心作用
●代謝促進
●利尿作用
含有率:3~4%
テアニン(甘み・旨味成分) ●リラックス効果
●血圧降下
含有率:0.6~2%
フラボノール類 ●口臭予防
●血管壁強化
含有率:約0.6%
複合多糖類 ●血糖低下作用 含有率:約0.6%
ビタミンC ●抗壊血病
●抗酸化作用
●抗がん作用
●免疫機能改善
●ストレス解消
●白内障予防
●シミ、ソバカスの抑制
●風邪予防
含有率:150~250mg%
γ-アミノ酪酸(GABA) ●血圧降下作用 含有率:約0.1~0.2%
サポニン ●抗喘息
●抗菌作用
●血圧上昇抑制
含有率:0.1%
ビタミンB2 ●口角炎
●皮膚炎防止
●脂質過酸化抑制
含有率:1.4mg
食物繊維 ●抗がん作用(大腸がん)
●血中コレステロール低下作用
●血圧上昇抑制
含有率:3~6%
ミネラル類 ●味覚異常防止
●免疫機能低下抑制
●皮膚炎防止
●虫歯予防(フッ素)
●抗酸化作用
含有率:3~4%

水不溶性成分(70~80%)

食物繊維 ●抗がん作用(大腸がん)
●血圧上昇抑制
含有率:30~40%
たんぱく質 ●栄養素(体構成成分) 含有率:24~31%
脂質 ●栄養素
(細胞の構成成分、エネルギー源)
含有率:3.4~4%
クロロフィル ●消臭効果 含有率:0.6~1.0%
ビタミンE ●溶血防止
●脂質過酸化抑制
●抗がん作用
●抗糖尿
●血行促進
●白内障予防
●免疫機能改善
含有率:25~70mg%
コエンザイムQ10 ●老化予防
●美肌効果
含有率:約0.01%
β-カロチン ●抗酸化作用
●抗ガン作用
●免疫機能改善
●ビタミンA生成源
含有率:13~29mg%
ミネラル類 ●抗酸化作用 含有率:2~3%
香気成分 ●アロマテラピー効果 含有率:1~2mg%

お茶の味を決める3つの成分

煎茶の味は、適度な渋味、苦味とうま味、甘味があって調和がとれ、後味に清涼感のあるものが美味しいとされています。 これらの味を決める成分としては、カテキン類、アミノ酸類、カフェインが代表的なもので、特にカテキンとアミノ酸とのバランスにより味が大きく左右されます。


カテキン類

エピカテキンやエピガロカテキンは渋味は弱いが苦味があり、そのガレートタイプのものは苦渋味が強いが、不快感がなく、口中を爽やかにすると言われています。玉露や抹茶はカテキンが少ないため苦渋味が弱く、ほうじ茶は高温処理でカテキンが酸化変性を受けて減少し、苦渋味が弱くなります。
エピカテキン
エピガロカテキン
苦味
エピカテキンガレート
エピガロカテキンガレート
渋み・苦味

アミノ酸類

うま味や甘味を決める成分でもあり、緑茶には約20種類含まれています。なかでも、テアニンは煎茶に含まれるアミノ酸の約60%を占め、味の決定に重要視されています。また、その他のアミノ酸類もうま味や甘味に関与するものが多く、それらの量的バランスにより複合された味が作り出されています。
テアニン 甘味・うま味
グルタミン酸 うま味
アスパラギン酸 酸味
アルギニン酸 苦味
その他 うま味・甘味・苦味

カフェイン

独特の苦味を持ち、熱水に良く溶ける性質を持つため、高温の湯で入れたお茶は苦味が強くなります。

「緑茶で免疫力向上」静岡県知事が呼び掛け 新型コロナ

 川勝平太知事は13日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の予防に向けて免疫力向上が必要だとして「静岡の名産品の緑茶には免疫力向上の効用が証明されている。ぜひお茶のある生活で健康増進を図っていただきたい」と呼び掛けた。

 川勝知事は、新型コロナウイルス感染症への効果は検証されていないものの、緑茶のカテキンにインフルエンザに対する機能性が確認された研究事例があるなどと強調。「緑茶の機能に加え、茶産地の魅力も発信し、茶産業振興を図りたい」と意欲を示した。

 また、お茶のテアニンはストレス抑制に効果があるとし「私はほとんどストレスがかからないが、来客の際に必ず緑茶が出るからではないかと思っている」と話した。

(2020/3/14 静岡新聞より)

緑茶飲むほど…介護予防に効果、死亡率も低下

 緑茶をたくさん飲むほど介護予防に効果的で死亡率も下がる―。静岡県が県内全35市町の高齢者約1万人を追跡調査した結果、こんな傾向が浮かび上がった。緑茶を1日7杯以上飲む人はほとんど飲まない人に比べて、要介護認定(要支援を含む)を受けたり、死亡したりする割合がほぼ半分だった。

 緑茶の飲用習慣があると死亡率が下がる傾向は以前から指摘されていたが、介護予防の効果を調査で明らかにしたのは初めて。県は調査結果を積極的にアピールし、県民の健康づくりや茶の消費拡大に生かしていく。

 県は2014年2月、35市町に住む65歳から84歳までの高齢者を対象に緑茶の摂取状況などをアンケートし、1万5356人が回答。そのうち介護認定の状況を追跡できなかった人などを除く、1万383人分のデータを今回分析した。

 1日に飲んでいる緑茶の量と要介護認定や死亡の関係を調べたところ、緑茶を1日に7杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて要介護認定や死亡の割合が47%低かった。1日4~6杯だと42%、1日1~3杯だと31%それぞれ下がり、飲む量が増えるほど割合は小さくなっていた。要介護2~5の重度の要介護認定に限って分析しても同様の傾向が表れた。

 県が市町の協力を得て介護認定の状況などを調査し、分析は浜松医科大の尾島俊之教授(健康社会医学)が監修した。1日7杯以上の緑茶摂取の分類を含めて分析した事例は他県にないという。

 県健康増進課の藤浪正子専門主査は「緑茶の摂取が健康長寿の一因になっている可能性がある。緑茶を飲んでもらい、介護予防につなげていきたい」としている。

(2020/1/15 静岡新聞より)
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