日本のお茶の産地と銘柄・特徴
日本全国のお茶産地には様々な銘柄のお茶があり、生産される地域や風土によって風味や味が異なります。ここでは、主要な産地の特徴と、全国の銘柄一覧をご紹介します。
都道府県別 お茶の銘柄一覧
🍵 日本茶の生産量ランキング(最新)
鹿児島県
日本一の大産地
静岡県
不動の茶処
三重県
かぶせ茶の名産地
※農林水産省「令和6年産茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量」より
日本の代表的なお茶産地と特徴
静岡県を抜いて生産量日本一となった大産地。「知覧茶」などの有名ブランドがあります。広大で平坦な茶畑が多く、機械化が進んでいます。温暖な気候を活かし、4月上旬から摘み取りが始まる「日本一早い新茶」の産地としても有名です。味は濃厚で力強く、水色も濃い緑色のお茶が多いのが特徴です。
長年日本一の座を守り続けてきた、日本を代表するお茶の産地。県内にはお茶の栽培に適した自然環境を活かした名産地が並びます。山間地の「川根・本山茶」は高級煎茶の産地として特に有名。また「掛川・牧之原」地域では濃厚な深蒸し茶が多く生産されています。
お茶の生産量全国第三位。千年の歴史を誇る由緒ある産地です。特に「かぶせ茶(玉露と煎茶の中間)」の生産が盛んで、全国トップクラスのシェアを誇ります。葉肉が厚く、濃厚な滋味とまろやかさが特徴です。
高級茶の代名詞とも言える「宇治茶」。生産量こそ上位3県には及びませんが、京都府の宇治近郊、和束町や山城一帯は、歴史ある高級茶の産地として有名です。宇治茶は玉露、煎茶ともに上品で奥深い香りが特徴。また「抹茶」の生産高は全国トップクラスを誇ります。
福岡県は高級玉露の産地として有名です。八女市や星野村で生産される「伝統本玉露」は、品評会でも常に上位を独占する最高品質。コクのある甘みと、特有の芳醇な香りが楽しめます。
と歌われるほど、味の良さで知られる関東の銘茶。「狭山火入れ」といわれる独特の強めの火入れ(焙煎)が特徴で、濃厚なコクとスッキリとした甘みのある香味があります。
空から見たお茶畑
静岡県掛川市に広がる茶畑の空撮動画です
世界のお茶産地
お茶はアジア・アフリカを中心に世界中で生産されています。それぞれの国の風土や食文化に合わせた、個性豊かなお茶をご紹介します。
世界最大のお茶生産国であり、お茶の発祥地。緑茶(龍井茶など)、ウーロン茶、プーアル茶など種類が豊富。茶葉の形を愛でながら、香りを楽しむ文化が根付いています。
世界有数の紅茶生産国。「アッサム」は濃厚でミルクティー向き、「ダージリン」はマスカットのような香りで『紅茶のシャンパン』と呼ばれます。
アフリカ最大の紅茶生産国であり、輸出量は世界トップクラス。鮮やかな紅色の水色と、フレッシュで力強い味わいが特徴。多くはティーバッグ用の細かい茶葉として作られます。
一人当たりの紅茶消費量が世界一と言われる紅茶好きの国。二段式のポット(チャイダンルック)で濃く煮出した紅茶を、お湯で割りながら砂糖をたっぷり入れて楽しみます。
旧国名「セイロン」の名で知られる紅茶の名産地。標高によって「ウバ」「ディンブラ」「ヌワラエリヤ」など味が異なり、世界中で愛飲されています。
緑茶やジャスミン茶に加え、国花の蓮で香り付けした「蓮茶(ロータスティー)」が有名。濃厚なコーヒー同様、お茶も濃く淹れて甘い練乳を入れる飲み方もあります。
ジャワ島などで作られる紅茶は「ジャワティー」として有名。渋みが少なく、すっきりとしたクセのない味わいが特徴で、食事に合うお茶として日本でも親しまれています。
標高の高い山で作られる「高山茶」や、蜜のような香りの「東方美人」など、香り高いウーロン茶の名産地。茶器を使って香りを楽しむ工夫(聞香杯)も発展しています。